“高額に感じていた政治家の給料ですが…”
「政治家の給料って高すぎない?いくら?」
「給料はいったい何に使われている?」
「なぜ政治家の給料はみんな高額なの?」
政治家に払われる給料は私たちの血税です。立派に仕事をしているのならまだしも、居眠り議員が目立つ国会の中継を見ていると、なぜ高額な給料が支払われているのか?…疑問に思いますよね。本当に適切な額なのか疑わしいものです。
そこで、今回は政治家の給料が何故高いのか?高い理由について3つをまとめてみました。
この記事を読むことで、政治家の給料が高額である所以を理解することができる(はず)でしょう。疑問を解決するためにもぜひ参考にしてみてください。
政治家の給料は年間いくら?
まず、政治家の人々には、どの程度の給料が支払われているのでしょうか?
実は国会議員であるというだけで、平均年収2200万円が支給されているといわれています。
月額約130万円を12ヶ月分で年間約1560万円。さらに期末手当というボーナスがあり、任期や当選回数にもよりますが、約500万円から640万円ほどは上乗せされます。
ただ、これら全額が手元に残るといったわけではないようです。
どういう事でしょう?
政治家の給料が高い理由3選
では、政治家の給料はこんなにも高額になっている理由としてどのようなことが挙げられるのか?大きく3つにわけられます。
1.選挙活動費として
1つ目に挙げられるのは、選挙活動費です。
実は選挙に出馬するだけで、かなりの額のお金が動きます。
参議院議員である山本太郎さんの発言によると、選挙に出馬するとなれば、約2000万円前後が必要になるとされています。
費用の内訳としては、主にポスターやビラといった広告関係が大半を占めており、他には選挙カーやチラシの配布に関連した人件費などが挙げられます。
1人立候補するだけで、非常に大きな金額が動くことになるといえるでしょう。
都知事選の場合は1億円以上かかったとか…
敗戦の山本太郎氏、会見冒頭で自身の選挙費用を1億2450万777円と公表。ウェブ番組など生中継を終え、再び会見。選挙結果は「ひと言でいうと悔しい」。時折笑顔も見せ、穏やかな会見。「今までの選挙で一番ハードだった」。#都知事選ドキュメント pic.twitter.com/2d2jfJyHjh
— 日テレNEWS (@news24ntv) July 5, 2020
2.事務所費用や人件費として
2つ目には、事務所費用や人件費が挙げられます。
国会議員になると、政治活動を積極的に行っていくためにも、事務所を構えることが必要となります。そこでお金がかかるのが事務所費用や人件費です。
事務所を借りるためには当然費用がかかりますし、事務員や秘書、アルバイト採用すると人件費もかかります。
秘書に関しては、国から3人分まで「秘書雇用手当」が支給されるものの、秘書以外のスタッフにおいては、自らの給料から支払う必要があります。
人数にもよりますが20人前後のスタッフがいる事務所もあり、1人年間300万円としても合計でかなりの額が差し引かれることになるのではないでしょうか。
3.文書通信交通滞在費が足りなくて
他には、文書通信交通滞在費が足りない場合、自身の給料から引き出すことが求められます。
文書通信交通滞在費とは・・・
かつて国会議員に月100万円支給されていたお金です。
国会議員のお給料(歳費)はボーナスを合わせて年2180万円。それとは別に月100万円もらえる手当のようなお金が文書通信交通滞在費です。略して「文通費」と呼ばれます。
文通費は何に使うお金なのでしょうか?
実は、文通費は政治活動を支える経費として、領収書の提出なく使えるお金なのです。「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため(歳費法第9条)」と目的が定められてはいますが、使い道を公表する必要がない以上、私的にも使えてしまうのですね。
ちなみに、なぜ「かつて」と表現したかというと、文通費は国会での議論を経て「調査研究広報滞在費」と名前を変えたからです。
あらかじめ、100万円が支給されているという文書通信交通滞在費ですが、真面目に活動している国会議員にとって100万円という額は少ないとされています。そして足りない分は当然ながら自身の給料から出されます。
しかし中には、「何にこんなに使ったの?」とされる場合もあります。
領収書がいらないとされるこの制度は度々話題になりますが、当然、なかには私腹を肥やすために不正利用している政治家もいることでしょう。
なぜこの制度か無くならないの不思議ですよねぇ・・・
政治家の給料が高い理由について
ここまで、政治家の給料が高い理由について3つ解説してきました。
年間2200万円は高いと思いますか、安いと思いますか?
裏金問題など政治と金に関する話題は尽きませんが、国民が納得いく活動とそれに見合った給料なら話題にもなっていないでしょう。見合ってないと思う方が多いからこのような記事が出てくるのではないでしょうか?
今回も最後までご覧頂き有難うございました。