大物芸人として世に名が知られているビートたけしですが、過去に起こった事故が原因で顔面麻痺になり、今も後遺症として右側が重度の顔面神経麻痺状態のようです。
きっとテレビに出演している彼の様子を見て、気づく人もいるかと思います。
一体なぜ事故が起きてしまったのでしょうか?
当時はどんな事故現場だったのでしょうか?
そこで本記事では、ビートたけしが顔面麻痺の後遺症を患うほどまでになった事故についてまとめてみました。
ビートたけしを襲ったバイク事故とは?
ビートたけしを襲った事故は、今から約30年前の1994年8月2日午前1時40分のことでした。
原付バイクで東京・新宿を走行していたビートたけしは、カーブを曲がりきることが出来ず、そのままガードレールの鉄柱に激突し、4メートルほど吹っ飛ばされてしまいました。
その結果、頭部からの大量出血により意識不明となり東京医科大学病院に救急搬送。幸いにも一命を取り留めましたが、ビートたけしはこの事故で右側頭部頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷、右頬骨複雑骨折などの怪我を負ってしまったのです。
そのため長期間の入院をしなければいけなくなり、彼は約6ヶ月程テレビ出演が禁じられたのです。
事故の原因は酒気帯び運転によるものだった!?
事故の詳細を調べてみたところ、ビートたけしが曲がりきれなかったカーブは緩やかなカーブであり、尚且つブレーキ痕がありませんでした。
また真夜中にも関わらず、ビートたけしは黒いサングラスをしながらバイクを運転していたようです。なぜそんな格好でバイクを運転していたのか、不思議に思いませんか?
どうやら当時のビートたけしは軽い鬱状態だったらしく、当時について振り返ったときになぜ自分がバイクに乗っていたのか、普段乗らないのにわざわざバイクを乗っていた理由については何も覚えていないそうです。
しかし警察によるアルコール検査では、アルコールが検知されてしまったことから、ビートたけしは酒気帯び運転であることが判明したため、書類送検され、起訴猶予処分を受けたそうです。
会見で見せた彼の顔に驚く視聴者
退院後に記者会見を開いたビートたけしの顔面は、右側が麻痺しており上に引きつった状態でした。当時、彼の顔面を見た視聴者からは大きな反響を呼びました。
たしかに写真を見ても分かる通り、(ビートたけし側から見て)左上に引きつっていますね。この状態を見て驚かない人はいないでしょう。
主治医から手術を勧められたのですが、ビートたけしは絶対手術しないと拒否をしていたようです。これは手術に対する恐怖心なのか、意地でもリハビリだけで顔面麻痺を治してやる、という彼の強い思いなのでしょうか。
会見では自分の怪我に対し、
頭にボルトが入っていて、飛行機の金属探知機に引っかかってしまう
このまま顔面麻痺が治らなかったら、今後おれの芸名を顔面マヒナスターズにしますから
と自身が辛い想いをしているのに関わらず、怪我をネタにして会場を笑いに変えていました。どこまでも芸人魂は忘れないのですね。
そして彼は顔面麻痺を治そうと必死にリハビリを続けました。その結果、ほとんどの麻痺は回復しましたが、残念ながら一部の麻痺は回復せずに後遺症として残ってしまったのです。
ビートたけしはバイク事故で顔面麻痺に
今回は、ビートたけしを襲った事故について紹介し、なぜ彼は顔面麻痺となってしまったのか説明しました。まとめると以下のようになります。
・ビートたけしはバイクで事故で顔面麻痺となった
・事故当時のビートたけしは鬱状態であり酒気帯びだった
・現在も後遺症として右半分は顔面麻痺状態である
テレビで見るビートたけしの顔面を見て、「ん?」と違和感を感じた人もいることでしょう。その理由が今回の記事で判明しましたね。
当時のビートたけしは、芸人としての責任やプレッシャーによって精神的に追い込まれていたのかもしれません。そのことが原因で、このような事故を起こしてしまったのだと考えられます。
今は大物俳優として、また司会者としてテレビに出演されているビートたけし。これからもどんどん活躍されることでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!