ザ・ドリフターズのメンバーである加藤茶と志村けん。2人の息ピッタリなコントは、日本中を笑いに変えてくれました。
ですが、生前志村けんと加藤茶はプライベートで遊ぶ機会がないことから、
「あの2人って仲悪いんじゃないの?」
と言われてたことがあるようです。ですが、実際は大の仲良しだったという。
そこで今回は、加藤茶と志村けんの仲の良さが伝わるエピソードについて、紹介させていただきます。
加藤茶と志村けんは仲が悪い?
冒頭でも説明しましたが、同じザ・ドリフターズのメンバーといえど、プライベートでは滅多に遊ばなかった加藤茶と志村けん。そこから2人の不仲説が浮上していました。
しかし2019年8月12日に放送された「深イイ話」に出演した加藤茶は、
ネットでは志村けんと不仲説が流れているけれど、あれは全くのウソだ。
と不仲説はデマであると説明してくれました。本人の口から真実が聞けて良かったですね。
さらに、
別に不仲でもなんでもないんだよねー。一緒に仕事をすることが少なくなって来ちゃったのよ。
と2人が揃ってテレビに映る機会が減ってしまった事実も話してくれました。やはり全盛期のように、毎日2人の姿を観ることは難しいようですね。
また彼(志村けん)は、僕を師匠のような存在と思ってくれていたと加藤茶は話していました。
加藤茶と志村けんの微笑ましいエピソードは?
加藤茶と志村けんは年齢が7つ離れていましたが、師弟のような関係を築き合っていたようです。その様子が分かるエピソードを2つ紹介させていただきます。
エピソード①加藤茶の自宅に居候する志村けん
当時、ザ・ドリフターズの付き人みたいな立場であった志村けんは、加藤茶の自宅に居候していました。
居候を促した理由は、毎日毎日仕事の度に東村山から通う志村けんの姿を見て、「大変そうだな」と思ったからだそうです。この時点で、加藤茶の性格の良さ、優しさが表れていると思いませんか?
まさか居候を促してくると思わなかった志村けんは、当時について「あんな楽な時代は無かったよ。ホントに嬉しかった。」と、加藤茶に対して感謝仕切れない様子が伺われました。
たしかに生活費を考える必要はありませんし、仕事場まで向かうときは加藤茶が運転する車で行けましたし、自動車の免許も持っていなかった志村けんにとって救世主だったのではないでしょうか?
エピソード②ザ・ドリフターズへの加入
ザ・ドリフターズ元メンバーの荒井注が脱退したあとに、志村けんが加入されましたが、実はこれには加藤茶が大きく関わっていたんです。
本来、荒井注のあとには、志村けんではなく別の人を加入させるつもりだったリーダーのいかりや長介。しかし加藤茶が突然、何も実績もなくただの付き人であった志村けんを加入させるよう勧めたんです。
当然いかりや長介は、志村けんに対して何の期待もしておらず、現に志村けんが加入してからの2年間は全くウケませんでした。このことが志村けんにとってプレッシャーとなり精神を追い詰めてしまったため、彼は約2ヶ月間ザ・ドリフターズから離れ、休養を決意したのです。
志村けんが休養している間も、加藤茶が定期的に顔を見せ、体調を心配したり今後について相談を乗ったりしていたと話していました。
本当に優しい人ですよね・・・。
そして加藤茶の支えもありながら、再度テレビに戻ってきてくれた志村けん。
自分ができることを精一杯やるという気持ちで臨み、お茶の間を笑いに包み込もうと努力しました。その結果、「東村山音頭」が大ヒットし、世の中は一気に志村けんブームになりました。
思ってた以上にブレイクしたことに対して、加藤茶は「すごく刺激を受けた。でも何にも嫉妬しない」と話していました。
志村けんがお笑いの波に乗れてなかった頃から知っている加藤茶だからこそ、大親友がブレイクしたときはまるで自分のように嬉しかったんでしょうね。
加藤茶と志村けんは仲良しエピソードばかりだった
今回は、加藤茶と志村けんの仲の良さが分かるエピソードを紹介させていただきました。まとめると以下のようになります。
・加藤茶と志村けんの不仲説はデマである
・志村けんは加藤茶の自宅に居候していた
・志村けんをザ・ドリフターズに誘ったのは加藤茶である
ネットでは不仲といわれていた加藤茶と志村けん。これは全くのデマであることが分かりましたね。
まるで弟子のように可愛がっていた志村けんを2020年に亡くし、悲しみとショックと驚きが隠せなかった加藤茶。
「しかしずっとショックを受け続けては、志村けんから笑われてしまう。だから彼の分まで精一杯がんばるんだ!」
と我々に宣言してくれました。本当に大好きだったんですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。