“引退のきっかけは週刊誌に取り上げられた不倫…”
引退を撤回し、活動を再開したことから話題となってる小室哲哉さん。
そもそも引退の理由はなんだったのでしょうか?
今回は小室哲哉さんの経歴から引退までをまとめてみました。
多才な小室哲哉
小室哲哉さんといえばTM NETWORKを含む様々なユニットに参加して活躍してきた日本を代表するミュージシャンです。
バンドではキーボードを務めることが多いことから、シンセサイザーやピアノ、更にはオルガンといった鍵盤楽器を得意としてますが、しかし一方ではギターやベースさらにはドラム、ブルースハープの演奏を披露したこともあります。また、コーラスに参加するばかりかボーカルも務められることから、改めて多才で凄いミュージシャンですよね。
ミュージシャンだけでもこれまでに残してきた功績が大きい小室哲哉さんですが、作曲家や音楽プロデューサーとしての顔も持っています。
多彩な楽器の演奏能力は作詞や作曲、編曲の形でも活かされてきました。
シンセサイザーはプログラマ、ミキシングにおいてはエンジニアと、本当に一人で何でもできる天才でよね。
小室哲哉の経歴
3歳からクラシック音楽
小室哲哉さんは3歳から芸術大学の教授にクラシック音楽を習い始め英才教育を受けてきました。
楽器はヴァイオリンでレッスンの内容はひたすら練習曲だったそうですが、それが12歳まで続きました。そして、約9年間におよぶそのレッスンが基礎を作り、音感を含めて習得するきっかけになったそうです。
小学生で作曲
小学生時代にはクラシック音楽を作曲しており、既に作曲家としての才能を開花し始めていました。
全盛期の活躍からすると、この頃にまだ鍵盤楽器を習っていなかったのは意外ですね。
鍵盤楽器に触れ始めた時期が遅いこともあって、最初は鍵盤に手がぺったりとくっつく癖がついていたそうです。ただそれが後の演奏に活かされているので、そういう欠点も自らの武器にできる点が天才と言われる所以だと思われます。
初めての鍵盤は小5
ちなみに小室哲哉さんが初めて本格的に鍵盤楽器に触れたのは、小学校5年生のころ。母親が買い与えたエレクトーンが初の鍵盤楽器で、母親からコードを教えてもらい10日ほどで基本をマスターしたそうです。
エレクトーンの先生に教えてもらってたのですが、あまりの飲み込みの早さに先生も驚いたというエピソードもあります。
やはり3歳から音楽のレッスンを受けていたこと、基礎がしっかりできていることが大きかったようですね。
ピアノは独学
中学時代に始めたピアノについては独学ですが、だからこそ小室節と呼ばれる独自の魅力を持つ楽曲の手法ができあがることになったといえるでしょう。
音楽の授業で譜面に作曲するテストでは先生に評価され、それをクラスメイトがリコーダーで吹いたことが強く記憶に残っていると本人は言っています。
恥ずかしさを覚えた反面、自分に作曲の才能があることが分かり、自信にもなりました。
小室ブーム、小室ファミリー
そうして順調にミュージシャンとしてのキャリアを歩みデビューを果たし、1990年代にはTM NETWORKで時代を築き、その後は小室ブームを巻き起こしました。
特に1990年代の後半は大ヒットの連続で、
「小室哲哉が手掛けた楽曲はなんでも売れる!」
とまで言われるようになりました。
TRF、globe、安室奈美恵、華原朋美、篠原涼子などは当時小室ファミリーとも呼ばれ、この時小室哲哉がプロデュースし有名になった歌手や曲は多々あります。今のZ世代でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
ですが、やがてブームも落ち着き終焉へと向かい、2000年代以降は小室哲哉が表舞台に立ったり目立つことは少なくなってきました。
小室哲哉、詐欺容疑で逮捕!
そして2006年には著作権絡みのニュースで大きく取り上げられました。
小室さんが、著作権の売買を巡って詐欺容疑で逮捕されたこの事件は衝撃的だったので、覚えてる方も多いのではないでしょうか?
小室は2006年8月、自身が手がけた計806曲の楽曲について著作権の譲渡を持ちかけ、兵庫県に住む個人投資家の男性から5億円をだまし取った疑い。これらの楽曲は実際にはエイベックス・エンタテインメントなどが著作権を保有しており、小室自身は譲渡の権限は持っていなかった。譲渡用楽曲のリストには安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」やglobe「DEPARTURES」などのヒット曲も多数含まれていたという。
個人投資家は5億円の返還を求めて再三抗議を行ったが聞き入れられず、結局今年7月に小室が慰謝料を含む解決金6億円を支払うことなどを条件に和解が成立。だが、解決金が期限までに支払われなかったことから、個人投資家が小室を大阪地検に告訴した形となった。
一説によると、エイベックスの松浦勝人会長がこの時の和解金を支払い解決に至ったとか…
世間を騒がせましたがその後、2010年に仕切り直して再出発しました。
2014年にはTM NETWORKが30周年を迎えたこともあり、ツアーや楽曲のリリースにテレビ出演と再び活動が見られるようになります。
そして引退へと
小室哲哉の仕切り直しで往年のファンを喜ばせましたが、2018年頃に突然引退を表明して再度世間に衝撃を与えました。
引退のきっかけは週刊誌に取り上げられた不倫報道でしたが、本人によれば病気でサポートを必要としいた妻の介護疲れと、自ら患ったC型肝炎や突発性難聴などの複合的な理由との事です。
それから年齢もあって創作能力に限界を感じていたことも、引退を決めた理由のひとつだそうです。
小室哲哉の経歴から引退まで
今回は小室哲哉さんの経歴から引退までをまとめてみました。
小室ブームで一時代を築き上げたが、その後詐欺で捕まり、不倫がきっかけで引退してしまうという紆余曲折の人生を送った小室哲哉さん。その活躍がもう見れないのか…..と思いきやところが、2019年に早くも制作活動を再開し、引退は撤回し、現在は復帰しているようです。
また当時のようなムーブメントを起こしてくれるのでしょうか?今後の小室哲哉さんの活躍にも期待です。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。