“高額に感じていた政治家の給料ですが…”
「政治家の給料って高すぎない?いくら?」
「給料はいったい何に使われている?」
「なぜ政治家の給料はみんな高額なの?」
政治家に払われる給料は私たちの血税です。立派に仕事をしているのならまだしも、居眠り議員が目立つ国会の中継を見ていると、なぜ高額な給料が支払われているのか?…疑問に思いますよね。本当に適切な額なのか疑わしいものです。
そこで、今回は政治家の給料が何故高いのか?高い理由について3つをまとめてみました。
この記事を読むことで、政治家の給料が高額である所以を理解することができる(はず)でしょう。疑問を解決するためにもぜひ参考にしてみてください。
政治家とは・・・?
そもそも政治家とはどのような活動をしてるのでしょうか?
「政治家って実際誰のことを指しているの?」
「市長という存在は政治家なのか?公務員なのか?」
「政治家は主に何どんなことをしている人がいるの?」
という疑問を持たれてる方もいるとおもいます。
政治家とは政治を行う人のこと
政治家とは、国や都道府県といった決められた範囲に属する集団を引っ張る、リーダーのような存在のことを指します。
国民や市民が安心できるといえる街や暮らしを作るために、数々の政策を打ち出し、実行に移していくことが主な仕事であるといえるでしょう。
要望があった場合には、それを叶えるためにどうしたら良いか、話し合いを重ねることもあります。その結果、法律や条例が改善されたり、新たに追加されたりすることもありますし、道路や水道が整備されることもあります。
限られた集団の中では、政治家が1番大きな権力を持っており、その他の人々を従わせることが可能となります。
政治家になるには?
具体的に、政治家といえば、どのような人たちのことを思い浮かべるでしょうか。総理大臣や国務大臣、国会議員はもちろんのこと、市長や村長、知事、地方議会議員などもこれにあたるといえます。
これらは、選挙によって選ばれ、国や市の代表であるといえる人たちです。
年齢から見ると、衆議院議員では満25歳から、参議院議員では満30歳からの人が候補となり得ます。
その他、地方議会議員や知事の立候補に関しても、満25歳からの許可がされています。
そして、選挙で選ぶ側になるには、満20歳という条件がありましたが、近日の条例の改定を受け、満18歳からの参加が可能であると変更されました。
政治家の役割
では、政治家が担う役割には実際にどのようなものがあるのでしょうか?
政治では、主に税金と呼ばれる金銭が事ある毎に大きく動かされています。政治においては何をするにも税金の存在が不可欠です。そして、政治家はその税金の使い道を定めることを主な役割として持っています。
国民から一定数集めた税金を、どのようなものにどの程度使っていくのか、政治家たちは、会議を開き話し合うことで決定していきます。
ときには陳情を聞いたり集会に参加することでさらに多くの人の意見を反映させた政策を編み出していきます。
このように大きく重要な判断を任されるのが、政治家という存在であるといえます。国民からの信頼と支持が鍵を握るといえる役職なのではないでしょうか。
そのような役割を果たす政治家ですが、そんな政治家の給料はどのようになっているのでしょうか?
続いては政治家の給料についてまとめました。
政治家の給料は年間いくら?
まず、政治家の人々には、どの程度の給料が支払われているのでしょうか?
実は国会議員であるというだけで、平均年収2200万円が支給されているといわれています。
月額約130万円を12ヶ月分で年間約1560万円。さらに期末手当というボーナスがあり、任期や当選回数にもよりますが、約500万円から640万円ほどは上乗せされます。
ただ、これら全額が手元に残るといったわけではないようです。
どういう事でしょう?
政治家の給料が高い理由3選
では、政治家の給料はこんなにも高額になっている理由としてどのようなことが挙げられるのか?大きく3つにわけられます。
1.選挙活動費として
1つ目に挙げられるのは、選挙活動費です。
実は選挙に出馬するだけで、かなりの額のお金が動きます。
参議院議員である山本太郎さんの発言によると、選挙に出馬するとなれば、約2000万円前後が必要になるとされています。
費用の内訳としては、主にポスターやビラといった広告関係が大半を占めており、他には選挙カーやチラシの配布に関連した人件費などが挙げられます。
1人立候補するだけで、非常に大きな金額が動くことになるといえるでしょう。
都知事選の場合は1億円以上かかったとか…
敗戦の山本太郎氏、会見冒頭で自身の選挙費用を1億2450万777円と公表。ウェブ番組など生中継を終え、再び会見。選挙結果は「ひと言でいうと悔しい」。時折笑顔も見せ、穏やかな会見。「今までの選挙で一番ハードだった」。#都知事選ドキュメント pic.twitter.com/2d2jfJyHjh
— 日テレNEWS (@news24ntv) July 5, 2020
2.事務所費用や人件費として
2つ目には、事務所費用や人件費が挙げられます。
国会議員になると、政治活動を積極的に行っていくためにも、事務所を構えることが必要となります。そこでお金がかかるのが事務所費用や人件費です。
事務所を借りるためには当然費用がかかりますし、事務員や秘書、アルバイト採用すると人件費もかかります。
秘書に関しては、国から3人分まで「秘書雇用手当」が支給されるものの、秘書以外のスタッフにおいては、自らの給料から支払う必要があります。
人数にもよりますが20人前後のスタッフがいる事務所もあり、1人年間300万円としても合計でかなりの額が差し引かれることになるのではないでしょうか。
3.文書通信交通滞在費が足りなくて
他には、文書通信交通滞在費が足りない場合、自身の給料から引き出すことが求められます。
文書通信交通滞在費とは・・・
かつて国会議員に月100万円支給されていたお金です。
国会議員のお給料(歳費)はボーナスを合わせて年2180万円。それとは別に月100万円もらえる手当のようなお金が文書通信交通滞在費です。略して「文通費」と呼ばれます。
文通費は何に使うお金なのでしょうか?
実は、文通費は政治活動を支える経費として、領収書の提出なく使えるお金なのです。「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため(歳費法第9条)」と目的が定められてはいますが、使い道を公表する必要がない以上、私的にも使えてしまうのですね。
ちなみに、なぜ「かつて」と表現したかというと、文通費は国会での議論を経て「調査研究広報滞在費」と名前を変えたからです。
あらかじめ、100万円が支給されているという文書通信交通滞在費ですが、真面目に活動している国会議員にとって100万円という額は少ないとされています。そして足りない分は当然ながら自身の給料から出されます。
しかし中には、「何にこんなに使ったの?」とされる場合もあります。
領収書がいらないとされるこの制度は度々話題になりますが、当然、なかには私腹を肥やすために不正利用している政治家もいることでしょう。
なぜこの制度か無くならないの不思議ですよねぇ・・・
政治家の給料が高い理由について
ここまで、政治家の給料が高い理由について3つ解説してきました。
年間2200万円は高いと思いますか、安いと思いますか?
裏金問題など政治と金に関する話題は尽きませんが、国民が納得いく活動とそれに見合った給料なら話題にもなっていないでしょう。見合ってないと思う方が多いからこのような記事が出てくるのではないでしょうか?
今回も最後までご覧頂き有難うございました。