“請け負った裁判は、8年間の…”
元弁護士、元大阪府知事で現在はコメンテーターとして数々のテレビ番組で活躍が見受けられていた橋下徹さん。
そんな橋下徹さんは弁護士、大阪府知事としてどのくらいの実績を残してきたのでしょうか。
・弁護士としての実力は?
・知事で何をしたの?
そこでこの記事では、弁護士として働いていた橋下徹さんの実績と、大阪府知事として働いていた橋下徹さんが何をしてきたのか?について紐解いていきます。
タレント弁護士として活躍し、その後政界へ進出した橋下徹さん。いったいどんな実績残してきたのかを詳しく見ていきましょう。
弁護士・橋下徹の実績は?
茶髪にグラサンの弁護士?
弁護士時代の橋下徹さんといえば、世間一般的な普通なスーツを着ているイメージが少なかったと思われます。当時は茶髪にサングラス、ジーパンに革ジャンを羽織ったカジュアルな服装をしていました。その弁護士とは思えない風貌から一躍有名となり、テレビ番組には引っ張りだこ。
それをきっかけに、”タレント弁護士”という肩書きまでがついて、売れっ子芸能人のひとりとして認知されました。
そんな橋下徹さん、では当時本業でもあった弁護士としての能力はどのくらいだったのでしょうか?
1年で事務所を独立
橋下徹さんは25歳で司法試験に一発合格を果たすとその後は、2年ほど司法修習を行い大阪の法律事務所に就職しました。
その後、通常では弁護士として独立を果たすまでに10年から15年ほどかかるといわれていますが、橋下徹さんはたったの1年で弁護士事務所を独立したといわれています。
橋下徹さんが持つ合理的な考え方と決断力、行動力がハイスピードな独立を叶えたとも言えますね。
裁判で8年間無敗記録という実績
弁護士時代の橋下徹さんは、主に消費者金融シティズの顧問弁護士を担当していました。そこで請け負った裁判は、なんと8年間の無敗を記録していたといいます。
橋下徹さんがその顧問弁護士を降りたら、すぐさまその無敗記録が終わったというのだから、本人が相当な実力を持っていたことがわかるのではないでしょうか。
8年間もの間、裁判で負け知らずだった橋下徹さんは弁護士として非常に優秀だったことが伺えるでしょう。
年収は3億円超え!
2007年時点、当時弁護士だった橋下徹さんは自身の年収が3億円であることを発表しました。一般的な弁護士であれば、平均728万円の年収であるとされているため、橋下徹さんの年収がどれほど多かったのかがわかるでしょう。
橋下徹さんはタレントとしても大きく活躍していたことから、その知名度がありその年収に辿り着いたといえます。
ですが知名度だけではありませんでした。
橋下徹さんは”タイムイズマネー”の考え方にシビアな一面を持っているため、無料相談などのサービスを行うことなく弁護士としての営業をしていました。橋下徹さんの場合、相談料だけでも個人で1万円、法人からは3万円を徴収するなど並の弁護士よりも高い価格設定です。ですがそれ相応の実力があったからこそ、依頼があり実績となり成功したのだといえるでしょう。
年収が平均弁護士より高いというのは、弁護士としての能力が高かったからそうなったんだと私は思います。
橋下徹大阪府知事としての実績
弁護士から政界へ
橋下徹さんはタレント弁護士として活躍した後は、大阪市長、大阪府知事を担うこととなりました。
ただ橋下徹さんはそれだけではなく、総務省顧問や大阪維新の会の初代代表、日本維新の会代表、維新の党共同代表、おおさか維新の会初代代表、同法律制作顧問など名だたる役職を数多く全うしてきました。
定員、給料削減
そんな橋下徹さん知事時代にが行ってきた改革といえば、前代未聞で思い切っているといわれるものが多い印象があります。実際に橋下徹さんが政治家を全うするようになってからというもの、いきなり府議会議員の定数を削減するだけでなく、自らの給与も大幅削減するなど、かなり思い切った政策に乗り切りました。
橋本知事の実績として一番印象に残っている事案ではないでしょうか?
その決断力の強さから、世間では賛否両論あるといわれていますが、やり手の政治家という評価は揺るぎません。野党の反感を買うこともありますが、その決断力ゆえに急速な改革を進めていくこととなりました。
大阪の治安
実は、橋下徹さんが成し遂げてきたことは、他の自治体であれば一大ニュースとなっている事柄も多々ありました。しかし、大阪自体の治安の悪さに掻き消されていることで、実はその成果の数々は世に広まることがなく影を潜めているままとなってしまいました。
そんな奇想天外な事件や事故が多発している大阪では、橋下徹さんの努力や政策が地道なものであればあるほど、その実態が明るみに出ることはないといえるでしょう。むしろ、そのような実態を抱える大阪の治安の良さを少しずつでも右肩上がりにしていることが、橋下徹さんの影響力のすごさを物語っているのではないでしょうか?
中国上海電力の問題
ですが、実績を上げたとは言い難い問題もありました。代表的なのが”中国上海電力問題”です。
この問題は、2014年頃の報道となりますが、当時大阪市長を務めていた橋下徹さんが関与していた、大阪市発電事業のメガソーラー開発において、後に中国の上海電力を参入させたことにきっかけがあります。
市民に一切の説明もなく、上海電力を参入させた急展開によって、さまざまな疑惑の目が向けられることとなりました。
また、この問題は大きな違和感を残しています。
大阪市は公に一般競走入札としていたものの、実際に参入事業が入札、落札したとされるのは最低ラインの55万1円だったのです。公開されていなかった55万円という予想価格を見事に1円の差で上回り、入札がされたことに、不可解な目が向けられるのも無理はないでしょう。漁れば漁るほどに、疑問が生まれる問題であるといえます。
ただこの疑惑は橋下徹さんに”親中疑惑”があったからとも言われてます。
橋下徹さんは大阪府知事を務めてから、合間を縫いつつも年に3回は中国に足を運んだり、またメディアでは中国が喜ぶ発言をしていたという印象が強くあるでしょう。
そんなことがあったため、橋下徹さんと中国が関係する事業は優遇されているようにも見えたのでしょうが実際のところは不明です。
橋下徹の実績
ここまで弁護士時代の橋下徹さんの活躍と実力、大阪知事時代の改革と実績を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
・弁護士の橋下徹
弁護士時代の橋下徹さんは、その容姿が与えるイメージとは裏腹に非常に優秀な実力派の弁護士であったことがわかりました。
タレント弁護士ではあったものの、しっかりと弁護士としての実力も兼ね備えていた橋下徹さんの魅力に、再度気づかされました。
・政治家としての橋下徹
治安が悪く、他の自治体では起こりえないような事件ばかりが先行する大阪という地をまとめ、思い切った改革の数々をやり遂げた橋下徹さんの偉大さが垣間見えたことでしょう。さすが数多くの代表を務めてきた器の人材が成す所業、といったところなのではないでしょうか?
だた、実績としてはあまりよろしくない事案もあったようですね…
今後の橋下徹さんの活躍にも期待です。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。