大王製紙の元会長である井川意高が起こした事件について

カジノに106億8000万円!?大王製紙元会長・井川意高が起こした事件とは?

井川意高と聞くと、多くの方は「カジノ依存症」「逮捕された人」とイメージするでしょう。井川意高とは、「エリエール」のブランドで有名な大王製紙の元会長で、『ティッシュ御曹司』と称されることもあります。そんな人物であるにも関わらず、自身が会長を担う会社のグループ会社から、不正に資金を引き出したことで逮捕され、服役されたことをご存知でしょうか?

この記事では、大王製紙の元会長井川意高が起こした事件について、詳しく調べてみました。

井川意高が大王製紙の会長になるまで

冒頭でもあげましたが、多くの方に’’井川意高’’のワードを出すと、『大王製紙事件で逮捕された人』と答えることでしょう。(大王製紙事件については後ほど説明いたします)しかし井川意高とは、本来『大王製紙』という大手製紙メーカーの会長でした。

井川意高は元『大王製紙』の会長

彼は東京大学を卒業してから1年間『大原簿記学校』に通い、翌年4月に大王製紙に入社、そして、常務取締役や専務取締役などの重役を担い、1998年6月には代表取締役副社長に任命されるようになりました。その後2006年4月以降、『大王製紙』の子会社である『名古屋パルプ』の社長を約1年間務めました。井川意高は社長として取引先との関係改善やブランド戦略を練り、見事『大王製紙』の家庭紙事業を黒字にさせたのです。この素晴らしい経営手腕は多くの方々から評価され、なんと42歳という若さで第6代『大王製紙』の代表取締役社長に就任しました。周りから認められるほど、彼の経営のやり方は素晴らしかったというわけですね。そして4年後『大王製紙』の会長に就任されました。

カジノ依存症が引き起こした事件とは?

代表取締役社長として、周りから認められるほどの経営手腕を持った井川意高。そんな彼でしたが、裏ではかなりの’’カジノ依存症’’でした。このカジノ依存症が原因で、とある事件が起きてしまったことを皆さんは覚えていますか?

それは『大王製紙事件』です。

大王製紙事件

大王製紙の創業家経営者である井川意高が、個人的なカジノの賭け金に充てることを目的に、複数の子会社から2010年4月から2011年9月までの総額で100億円を超える金銭(正確には106億円)を不正に引き出して流用した事件で、経営者辞任から刑事事件に発展した。

上場企業の創業家経営者が、個人的なカジノの賭け金のために、子会社から多額の資金を引き出し、私的に流用したことで、会社に損害を与えた事件である。

『大王製紙』は複数の子会社を持っていました。その子会社の資金を不正に引き出し、私用に使ったことで逮捕されました。当初、井川意高は弁護士を通じて

個人的な金融取引で多大な損失を出した後、たまたま訪れたカジノで儲けたことで、深みにはまったもの

と動機を答えていたものの、2011年7月から9月にかけて子会社4社から計32億円を指定口座に振り込ませて損害を与えていたことが判明し逮捕。さらに2011年3月9月に、別の子会社3社にも指示し計23億3000万円を振り込ませていたことが判明し再逮捕されました。この事件で、井川意高には懲役4年の判決が下され、喜連川社会復帰促進センターに収容されていたようです。

大王製紙の元会長、井川意高はかなりのカジノ依存症であった

今回は、大王製紙の元会長でった井川意高が起こした事件について解説させていただきました。まとめると以下のようになります。

・井川意高は大手製紙メーカー『大王製紙』の元会長

・井川意高は周りから認められるほどの経営手腕を持った人物

・井川意高は個人的カジノに充てることを目的に106億8000万円ものを子会社から不正に引き出したことで逮捕服役

もともと素晴らしい経営手腕を持った人物であったのにも関わらず、カジノ依存症が原因で自身の会社の名前に傷を付けてしまったようですね。ギャンブルっておそろしいなと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございました。