市川中車の家系図について

香川照之(市川中車)の家系図は?父親と絶縁で母親の性を名乗り俳優へ

市川中車こと香川照之は俳優として活躍しており、彼の代表作でもある日曜劇場『半沢直樹』をご覧になったの方も多いかと思います。

独特な演技でしたよね。

そんな香川照之さんは、歌舞伎家系であり歌舞伎界では市川中車の名前で活躍しております。

歌舞伎家系といえば代々伝わる家系となっているのですが、香川照之さんの一家はどのような家系図になっているのでしょうか?

そこで今回は、香川照之あらため市川中車の家系図に着目し、父親や母親について紹介させていただきます。

市川中車の家系図は・・・?

こちらが市川中車の家系図になります。

市川中車の家系図

香川照之さんは、二代目市川猿翁と女優・浜木綿子との間に生まれました。そして息子が市川團子です。”市川猿之助の事件”をきっかけに、猿之助の代役として世に名が知れ渡りました。

家系図を見ても分かる通り、歌舞伎一家で生まれた香川照之さんですが、訳あって歌舞伎と離れ俳優・香川照之として芸能界で活躍していました。しかし、長男である市川團子が生まれたことをきっかけに、歌舞伎界で活躍することを決意したそうです。

父親として責任を感じたのでしょうか?

詳しくは後ほど説明します。

ちなみに香川照之さんの両親は1968年に離婚したため、それ以降彼は母親に育てられました。

俳優の名前である「香川」は母親の姓だそうです。

そしてご存知の方もいるかもしれませんが香川照之さんのいとこは、市川猿之助です。一時期不仲説が浮上していましたが、実際はとても仲が良いと話していました。

香川照之と市川猿之助

香川照之の父親・市川猿翁について

香川照之さんの父親は、九代目市川猿翁です。

市川猿翁は、歌舞伎一家の長男としてあるべき者が俳優業として活動していたことに対して不満を持っており、不仲になっていたようです。

そんな香川照之さんが、25歳にの時、父・市川猿翁の元を訪ねると、

市川猿翁

大事な公演の前に突然訪ねてくるなんて、役者としての配慮が足りない。
そもそもあなたは、息子でもないし親でもない。

という言葉を発し、香川照之さんとの関係を拒絶したんだそうです。

たしかに香川照之さんは歌舞伎家の長男として生まれましたが、大学は名門・東京大学に進学したため、なかなか歌舞伎の道に入る余裕が無かったのかもしれません。しかしここを理解してなかった父親は、かなりの不満を持っていたと話していました。

でも父との関係を修復させたかった香川照之さんは、何度も何度も父の講演を観に行っていたようです。もしかしたら心の中では、歌舞伎界に入りたいと思っていたのかもしれません。

その結果、結婚し長男・團子が誕生したときに開かれた記者会見では、

市川團子と市川中車

140年続く、猿之助の名跡。政明という長男がいて、この”船”に乗らないわけにはいかないんです。

と発表していました。

そして父・市川猿翁とも和解したことで、46歳で歌舞伎を始めるという異例の展開が始まったのです。

きっと息子が歌舞伎界に入ることを決意したと知ったときは、父親・市川猿翁はかなり嬉しかったのではないでしょうか。

香川照之の母親・浜木綿子について

香川照之の母親は、元宝塚歌劇団トップ娘役の浜木綿子です。

浜木綿子

美人すぎる娘役として大活躍していた彼女でですが、1965年に結婚と同時に妊娠が発覚したため、当時出演中であった大河ドラマを降板して香川照之さんを出産しました。しかし結婚生活はそう上手くはいかず、香川照之さんがまだ1歳の時に夫・市川猿翁は突然家を出てしまい、それから夫婦別居状態になっていたそうです。

ちなみに家を出て行った本当の理由は…

なんと市川猿翁が昔から思いを寄せていた藤間紫のことがどうしても忘れられず、2人で駆け落ちしたんだそうです。

当時、藤間紫も既婚者であったためダブル不倫ということになりますね。

藤間紫

せっかく結婚したのに、しかも息子はまだ1歳だったのに違う女性のところに行ってしまったとは…

当時の浜木綿子はかなり2人を恨んだに違いありません。

香川照之の歌舞伎家系図情報!

今回は、香川照之さんこと市川中車の家系図に着目し、父親そして母親について解説させていただきました。まとめると以下のようになります。

・香川照之の父親は二代目市川猿翁

・香川照之の母親は浜木綿子

・父親は俳優業として活動していた香川照之に不満を持っていた

・息子・團子の誕生により親子の関係は良好になった

歌舞伎一家で育った長男が俳優業に進んだときは、かなりの不満を持っていた父親。そのため口も利かなかったそうですが、長男の誕生により2人の間の壁が無くなったようですね。安心しました。

その父から歌舞伎の実力が認められるように、これからも日々努力していってほしいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!