PER・PBRとは?株価の割安・割高を見る指標を初心者向けに解説

・PER・PBRって何?
・PERとは(株価収益率)
・PBRとは(株価純資産倍率)
・使うときの3つの注意点
・初心者はどう使えばいい?

リアル投資ログ運営者T子
T子
個別株を見てると出てくるPERとPBR。割安か割高かの目安やで。むずかしないから安心してな。

個別株の情報を見ていると、必ず出てくるのが「PER」と「PBR」です。アルファベットが並んでいて身構えてしまいますが、どちらもその株が割安か割高かを見る目安にすぎません。

この記事では、これから投資を始める方に向けて、PERとPBRの意味と使い方を、できるだけシンプルに解説します。前回の株価チャートの見方と合わせて知っておくと、個別株を見る目がぐっと養われます。

先に結論

PERは「利益」から見た割安・割高、PBRは「資産」から見た割安・割高の目安。どちらも数字が低いほど割安とされます。ただし低いだけで「買い」とは限りません。インデックス投資が中心の人は、無理に使わなくてもOKです。

PER・PBRって何?

PERもPBRも、「今の株価が、その会社の実力に対して高いのか安いのか」を測るモノサシです。同じ会社でも、株価は日々動きます。その株価が「割安な水準なのか、割高な水準なのか」を判断する手がかりになるのが、この2つの指標です。

見る角度が違うだけで、どちらも数字が低いほど割安と考えるのが基本です。順番に見ていきましょう。

PERとは(株価収益率)

PER(ピーイーアール)は「株価収益率」といい、会社の“利益”に対して株価が何倍かを表します。

PER = 株価 ÷ 1株あたりの利益

数字が低いほど、利益のわりに株価が安い=割安の目安。
一般に15倍前後が平均的とされますが、業種によって大きく異なります。

たとえばPERが10倍なら「今の利益が10年続けば、株価のもとが取れる」というイメージ。利益をしっかり出しているのに株価が安ければ、PERは低くなります。「稼ぐ力から見て割安か」を見るのがPER、と覚えておけばOKです。

PBRとは(株価純資産倍率)

PBR(ピービーアール)は「株価純資産倍率」といい、会社の“資産”に対して株価が何倍かを表します。

PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産

数字が低いほど、資産のわりに株価が安い=割安の目安。
1倍が「会社の資産と株価が同じ」水準の目安とされます。

PBRが1倍を下回ると、「会社が持っている資産よりも、株価のほうが安い」状態を意味し、割安の目安の一つとされます。「持っている財産から見て割安か」を見るのがPBRです。

リアル投資ログ運営者T子
T子
数字が低い=お買い得、とは限らへんのがミソやねん。

使うときの3つの注意点

便利な指標ですが、鵜呑みにすると失敗します。ここは正直に押さえておきましょう。

⚠️ 業種によって水準が違う

成長中のIT企業はPERが高く、成熟した業種は低い、といった傾向があります。他社と比べるときは、同じ業種の中で比較するのが基本です。全業種を一律の数字で判断しないようにしましょう。

⚠️ 「低い=買い」とは限らない

数字が低いのは、割安ではなく「将来が期待されていない」からかもしれません。安いには理由があることも多いので、低いだけで飛びつくのは危険です。

⚠️ この2つだけで判断しない

PER・PBRはあくまで目安の一部です。会社の成長性や事業の中身など、他の情報とあわせて総合的に見ることが大切。1つの数字だけで買い・売りを決めないようにしましょう。

初心者はどう使えばいい?

「覚えないといけないの?」と不安になった方へ。結論から言うと、インデックス投資が中心なら、無理に使わなくて大丈夫です。投資信託で分散投資をするなら、個別企業のPER・PBRを気にする必要はほとんどありません。

一方で、個別株に興味が出てきたら、PER・PBRは銘柄を見るときの入り口として役立ちます。まずは「同じ業種の中で、割安か割高かのざっくりした目安」として、参考程度に使うのがおすすめです。証券会社のアプリなら、各銘柄のPER・PBRが自動で表示されるので、自分で計算する必要はありません。

よくある質問

Q. PERとPBR、どっちを見ればいい?

両方見るのが理想ですが、まずは「利益から見た割安度=PER」から親しむと分かりやすいです。慣れたらPBRも合わせて見てみましょう。

Q. 自分で計算しないとダメ?

いいえ。証券会社のアプリや情報サイトに、各銘柄のPER・PBRが表示されています。数字を見て比べられれば十分で、自分で計算する必要はありません。

Q. インデックス投資でも必要ですか?

基本的に不要です。投資信託で分散するなら個別企業の指標は気にしなくてOK。個別株に挑戦するときに、知っておくと役立つ知識です。

まとめ:割安・割高の「目安」として使おう

📌 この記事のまとめ


  • PERは利益から見た割安・割高の目安(低いほど割安)
  • PBRは資産から見た割安・割高の目安(1倍が目安)
  • 比較は同じ業種の中で行うのが基本
  • 「低い=買い」ではない、他の情報と合わせて判断
  • インデックス中心なら無理に使わなくてOK

PER・PBRは、個別株を見るときの便利なモノサシですが、あくまで「目安の一つ」です。数字に振り回されず、参考程度に使うのが正解。インデックス投資が中心なら、こんな指標もあるんだ、と知っておくだけで十分です。

チャートの読み方は株価チャートの見方、ツール全般は投資に役立つツール・アプリで解説しています。これから始める方は投資の始め方5ステップもどうぞ。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました🙇‍♀️

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。指標はあくまで判断材料の一つであり、将来の株価を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。